富士通テン女子バレーボールチーム

9人制バレーボール

歴史・ルールの解説

  • バレーボールの歴史
  • 9人制バレーのルール
  • 9人制と6人制の違い
  • 9人制バレーのQ&A

9人制と6人制の違い

  1. コート・用具
  2. チーム、ゲームの進行
  3. サービス(サーブ)
  4. ブロック
  5. その他のプレー
同じバレーボールでも、西洋で育った6人制と日本で発展してきた9人制ではルールが異なります。6人制はスピード感のあるゲーム展開が魅力の一つですが、9人制には日本人に特化したルールで粘り強いゲームが楽しめるという魅力があります。
ここでは、そんな9人制と6人制のルールの違いを比較しながら紹介しています。
なかでも、注目すべき違いの部分はこのように表示しています。
9人制と6人制の違いを知って、それぞれのスポーツの魅力の違いを楽しんでください。
コート・用具
9人制6人制
コートの広さ男子/一般 21×10.5m
女子/一般・家庭婦人 18×9m
中学男子/20×10m
小学生/16×8m
18×9m
小学生/16×8m
ネットの高さ
●男子
小学生 1m90cm
中学生 2m15cm
高校生 2m25cm
大学/一般 2m38cm
●女子
小学生 1m90cm
中学生 2m
高校/家庭婦人 2m5cm
一般 2m15cm
●男子
小学生 2m
中学生 2m30cm
高校生 2m40cm
大学/一般 2m43cm
●女子
小学生 2m
中学生 2m15cm
高校生 2m20cm
大学/一般 2m24cm
ラインサイドライン/エンドラインエンドライン/サイドライン/
センターライン/アタックライン/
アンテナの位置ネットの両サイドにある
サイドバンドの外側20cm
サイドバンドの外端
チーム、ゲームの進行
9人制6人制
プレーヤー9人で交代選手3人以内6人で交代選手8人以内
ベンチ登録できる選手は14人までです

1名のリベロプレーヤを登録できますが
13人以上登録の場合はリベロプレーヤを2人登録しなければなりません

※中体連・高体連主催の大会では、6人以上12人以内のプレイヤー、2名までリベロプレーヤを登録できます
※小体連の大会では、6人以上12人以内のプレイヤー、リベロはなしです
勝敗3セットマッチ(2セット先取で勝ち)国内の主な大会・国際試合は
5セットマッチ(3セット先取で勝ち)
その他の大会は
3セットマッチ(2セット先取で勝ち)
1セット21点先取25点先取、第5セットは15点先取
※小体連の大会では、21点先取、
3セットマッチ(2セット先取で勝ち)
ローテーションなしサイド・アウトになったとき
※小体連の大会ではローテーションなし
選手交代4回のメンバーチェンジができます

交代者がもう一度ベンチに下がる場合は同じ人と交代できるのはもちろん
他のベンチ要員の誰とでも交代ができます

【例】2番→10番と選手交代
10番の人がベンチに戻るには2番だけでなく5番や8番などの他のベンチ要員と交代することができます
(10番→2番or5番or8番)
合計で6回のメンバーチェンジができます

交代者がもう1度ベンチに下がる場合は同じ人としか交代できません

【例】2番→10番と選手交代
10番の人がベンチに戻るには2番の人としか交代できません(10番→2番)
サービス(サーブ)
9人制6人制
サービスの回数2回(1回目を失敗しても
やりなおしすることができます)
1回
ネットインサーブしたボールがネットに触れたら
失敗となります
サーブしたボールがネットに触れても、
相手コートに入ればよい
サービスの順序1試合を通じて変更できません
あらかじめ登録されたオーダーに従います
セットごとに変えてもかまいません
サービス時の
位置
決まっていません
(コート内の位置取りは自由です)
6人の選手は、サービス時には
コート内の所定の位置に
いなければなりません
ブロック
9人制6人制
ボールへの
接触回数
1回とカウントしますブロックは接触回数に数えません
同一選手の
プレー
ブロック後、同一選手が2回連続して
プレーしてもかまいません
ただし、接触回数は2回と数えます
同一選手が2回連続してプレーしてもよいですし、接触回数はブロックに限り数えません
参加人数ブロックには9人全員が参加することができますブロックには前衛の選手のみが参加することができます
オーバーネットいかなる場合でも相手コート内にあるボールに触れてはいけません

ブロック時にネットを越えてボールを押し込むのはオーバーネットとなり反則になります
オーバーネットしても
反則にはなりません
その他のプレー
9人制6人制
ネットプレーボールがネットに触れた場合は
同じ選手でももう1回プレーすることができます
ボールがネットに触れた場合でも、同じ選手が再びボールに触れてはいけません
フォア・ヒット
(オーバー
タイムス)
ボールがネットに触れた場合は誰でも
もう1回プレーすることができます
よって、ボールがネットに触れた場合は
最大4回までボールに接触できます
ボールがネットに触れた場合でも、
相手チームにボールを返す回数は
3回までと決まっています
ダブル・
コンタクト
(ドリブル)
同じチーム内の2人以上の選手が同時にボールに触れた場合、接触回数は1回とみなします
その場合、ボールに触れたいずれかの選手が続けてボールに触れてもかまいません
同じチーム内の2人の選手が同時に
ボールに触れた場合、接触回数は
2回と数えます
相手コートへの
踏み込み
相手チームの選手に触れたり、
プレーを妨害しなければ相手コートに
踏み込んでも反則にはなりません
センターラインを完全に踏み越すと
反則となります
手のひら、身体の一部の場合も同様です
後衛の制限制限はなく、どの選手も味方コート内
なら自由にプレーすることができます
ブロックへの参加ができないほか、
アタック・ラインから前で攻撃するのは
禁止されています
参考文献
財団法人日本バレーボール協会 /「2012年度版バレーボール9人制競技規則」
財団法人日本バレーボール協会 /「2012年度版バレーボール6人制競技規則」
財団法人日本バレーボール協会審判規則委員会監修 /「詳解 9人制バレーボールのルールと審判法」/ 大修館書店
森藤憲一 /「9人制バレーボールのコーチング 実践データから学ぶ勝つための技術・戦術」/ 大修館書店
西川順之助 /「わかりやすいバレーボールのルール」/ 成美堂出版
9人制バレーボールのルール( http://www.sports-rule.com/volley9/index.html
監修
竹口和三