富士通テン女子バレーボールチーム

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試合レポート

第30回「櫻田記念」全日本実業団選抜優勝大会

日程
2015年12月19-20日
会場
一宮市総合体育館(愛知県)
参加チーム
  • パナソニックES ブルーベルズ
  • 松本市役所
  • サンデン
  • イビデン
  • パイオニア
  • 日田検診
  • 富士通テン
  • 山梨中央銀行
  • マツダ
  • 鹿児島銀行
  • パナソニックES津
  • NEC府中
決勝
富士通テン 0 19-21 2 パナソニックES
ブルーベルズ
19-21
-
準決勝
富士通テン 2 21-15 0 イビデン
21-13
-
準々決勝
富士通テン 2 21-11 0 鹿児島銀行
21-15
-

富士通テン連勝ならず準優勝!
ブルーベルズが大会6連覇達成。

 2015年12月19日から20日にかけて、一宮市総合体育館にて第30回「櫻田記念」全日本実業団選抜優勝大会が開催されました。

 1日目の予選リーグの相手はマツダ(広島県)。危なげない試合運びで終始リードし続け、2-0で勝利します。そして2戦目の山梨中央銀行戦(山梨県)では、立ち上がりに苦戦し、連続してミスが出始めチーム内で慌てるプレーが続出。相手のペースにのまれてしまい、立て直しがきかずフルセットで負けを喫し嫌なムードで1日目を終えました。

 2位通過で決勝トーナメントへの進出が決まり、2日目の朝の会場練習では竹口監督の喝もあり、緊迫した空気感が漂い、引き締まった様子で選手はコートに立っていました。決勝トーナメント第一戦目は鹿児島銀行(鹿児島県)と対戦し、序盤から富士通テンが抜け出し相手チームを11点に抑えます。続く2セット目も終始リードをキープして勝利し、2-0のストレートで準決勝に駒を進めました。
 準決勝のイビデン(岐阜県)戦の序盤は、シーソーゲームになったもののセッター村上選手のツーアタック、清水選手の豪快なスパイクが立て続けに決まり、じわじわと点差を広げていきます。終盤は富士通テンのペースで1セット目を21-15で先取します。2セット目はレシーバー陣からのボールがセッターに返り、古屋選手のAクイック、中村選手のBクイック、そして松元選手の時間差攻撃とコンビが冴えわたります。相手のミスもあり8-3とリードし、中盤には本来ライトアタッカーの中北選手がレフトポジションからアタックを放つなどして13-8と引き離します。そのままリードを保ち21-13で勝利。本大会、4年ぶりの決勝進出を決めました。
 決勝戦は前大会と同カード、強敵パナソニックES ブルーベルズ(大阪府)との頂上決戦。第1セットの1点目から長いラリーが続き、相手のミスで1点目を先取し、勢いに乗ると松井選手のサーブポイントなどで6-1と抜け出します。ブルーベルズがタイムを取り、要所でスパイクを決められるも11-6の5点差で優位に試合を運びます。しかしブルーベルズもリベンジ戦として挑んできている試合なので簡単にはボールを落としません。1点1点、息が詰まるようなラリーの応酬が続き、緊張感のあるゲーム内容で観客を魅了します。序々にリズムを取り戻してきたブルーベルズは強弱をつけたスパイクなどで13-13と同点に追いつきます。富士通テンも意地を見せ古屋選手が得点を重ねるなどして18-16とリードしますが、勝ち急いだのか焦りが出はじめミスが続出。最後はサーブポイントで19-21と1セット目を落とします。2セット目は序盤からリードを許し、5-8でタイムを取ります。その後、田中選手のファインプレーや安福選手の投入などで流れは行き来しますが、13-18と序盤からのリードが詰まりません。後がない富士通テンは、執念をみせ怒涛の7連続ポイントで19-18と逆転します。最後まで勝負がわからない状況になりましたが、富士通テンの勢いはここまで。最後は3点連続でポイントされ、ブルーベルズが長い戦いに終止符を打ちました。結果は19-21、2-0のストレートでブルーベルズが優勝を収め大会6連覇で幕を閉じました。


竹口監督インタビュー

竹口監督

予選から苦しい試合が続きましたが、準決勝から本来のバレーができました。決勝のブルーベルズさんは2セットとも全日本総合と同じ展開になりましたが、今回は相手の気持ちが上だったと思います。今年の夏にセッターが6人制へ移籍して一からチームを作り、とことん練習しました。負けはしましたが、選手は本当によく頑張ってくれました。また来年も日本一目指して頑張りますので、ご声援よろしくお願いします。


松井花姫選手インタビュー

松井花姫選手

大会1日目は、流れが悪く、立て直せないまま試合が終わりました。決勝トーナメントでもう一度、挑戦者として試合に臨みました。この夏から必死に練習し、絶対に負けたくないという気持ちでチームメイトと頑張ってきました。決勝戦では両セットとも、あと2点が取れず負けてしまい、すごく悔しいです。個人では今回“敢闘選手賞”をいただきました。みんなに助けてもらっての賞です。ありがとうございました!来シーズンも、富士通テンらしいバレーを繰り広げられるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします。


清水千惠選手インタビュー

清水千惠選手

決勝戦では最後の2点が取れず、悔しい結果に終わりました。全日本総合で日本一になった後だったので、その勢いのままいきたかったのですが、勝つ続けることの難しさを思い知らされました。私は今シーズンで引退しますが、この悔しい想いを次に繋げてくれると信じています。現役生活を振り返るとアッという間で、たくさんの方に支えられ歩んでこれた7年間でした。最後まで応援ありがとうございました。



決勝トーナメント戦
優勝/パナソニックES ブルーベルズ
準優勝/富士通テン

トーナメント戦結果


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