準決勝 | ||||
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富士通テン | 1 | 21-13 | 2 | イビデン |
16-21 | ||||
19-21 |
準々決勝 | ||||
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富士通テン | 2 | 21-17 | 0 | パイオニア |
21-15 | ||||
- |
第一試合 | ||||
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富士通テン | 2 | 21-19 | 0 | マツダ |
21-8 | ||||
- |
7月9日から12日の4日間、鳥取県コカ・コーラウエストパーク県民体育館にて「第67回全日本9人制バレーボール実業団女子選手権大会」が開催されました。富士通テンは予選リーグを危なげなく突破し、決勝トーナメントに進出します。
大会3連覇がかかった富士通テンは、決勝トーナメント初戦からV9チャンプリーグに参戦したマツダ(広島県)と対戦しました。1セット目はリードされる展開もあり、ヒヤヒヤした場面もありましたがそこは底力を見せ21-19と先取し勢いに乗ると、2セット目は本来のリズムを取り戻しストレートで勝利しました。続くパイオニア(埼玉県)戦では、古屋選手の速攻、さらに松元選手の時間差攻撃が冴えわたり、終始リードする試合運びで準決勝へ駒を進めます。
最終日、準決勝の相手は勢いに乗ると止めることができない強敵イビデン(岐阜県)。昨シーズンでは3大大会のうち2大会は決勝進出しているチームです。1セット目序盤は両者譲らぬ展開でしたが、中盤あたりからはセッターの森田選手にきっちりボールが返ると、5枚のアタッカーを操るコンビバレーで得点を重ね、14-7と大きくリードします。キャプテンの中村選手も立て続けにスパイクやブロックを決めて活躍し、チームを鼓舞します。1セット目は相手のミスもあり21-13と先取します。続く第2セットは、序盤から富士通テンのミスによる連続失点が続きます。パスや二段トスの精度が悪く、少しずつチームの歯車が狂い始めます。13-19と6点のリードを許し、リズムを変えようとサウスポーの安福選手を投入。そこで村上選手のサーブポイントなどもあり、3点連続でポイントを重ね16-19まで追いついたものの、最後は相手のサーブにやられて16-21と第2セットを奪われます。後がない両チーム、お互いの気持ちをぶつけ合い緊迫した展開で第3セットを迎えます。序盤から勢いに乗りたいところでしたが、イビデンの両エースを封じることが出来ず、5-9と離されます。悪い流れを変えようとムードメーカーの大久保選手を起用し、序々に点差を縮め14-14まで追いつきそこから反撃と思われましたが、チーム内で焦りが生じなかなかボールが落ち着きません。何とか点を重ね最後まで粘りを見せるも、18-19の場面で相手にサーブポイントを許し、18-20とイビデンが先にマッチポイントを取ります。中村選手のスパイクで1点を巻き返し、19-20となりましたが、最後はライトエースに決められ、準決勝敗退となりました。
決勝戦はV9チャンプリーグのチャンピオン、パナソニックESブルーベルズ(大阪府)と勢いに乗るイビデンが対戦。試合はブルーベルズが常に優勢で試合を運び、巧みなプレーで相手を翻弄し、ブルーベルズが2-0のストレート勝ちをおさめ3年ぶり4回目の優勝に輝きました。
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