決勝 | ||||
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兵庫県代表 (富士通テン) |
2 | 21-19 | 0 | 佐賀県代表 (佐賀エレクトロニックス) |
21-19 | ||||
- |
準決勝 | ||||
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兵庫県代表 (富士通テン) |
2 | 21-13 | 1 | 長野県代表 (エプソン) |
18-21 | ||||
21-17 |
準々決勝 | ||||
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兵庫県代表 (富士通テン) |
2 | 21-11 | 0 | 宮城県代表 (東北福祉大学) |
21-13 | ||||
- |
10月1日から4日間、今大会限りで競技の廃止が決まっている「第65回国民体育大会 成年女子9人制バレーボール競技」が千葉県東金市で開催されました。昨年この大会2位の兵庫県代表富士通テンは、シード枠で大会2日目からのスタート。
初戦の相手は宮城県代表の東北福祉大学。田村選手が好調で、立て続けにスパイクを決めると、終始危なげない試合運びで準決勝へと駒をすすめます。
迎えた翌日は長野県代表のセイコーエプソンと対戦。1セット目序盤から田村選手、坂東選手が得点を重ね一気に12-7と点差を広げます。ここで相手チームがタイムアウトを取りますが、流れは変わらず21-13とこのセットを奪います。
このまま勢いにのりたい2セット目でしたが、ゲーム展開は18-18とお互い我慢の時間が続くシーソーゲーム。先に抜け出したい富士通テンでしたが、逆にエプソンに3連続ポイントを奪われ18-21とこのセットを落とします。
もう後がない最終セット。序盤こそ7-8と一時リードを許す苦しい場面がありましたが、要所で川島選手からの早いトスを山本選手が見事に決め、21-17と接戦をものにしました。
運命の決勝戦。相手は昨年の決勝と同じ顔合わせとなる佐賀県代表の佐賀エレクトロニックス。第1セット序盤から一進一退の攻防が繰り広げられます。15-17の場面で、相手の得点源となるレフトエースのスパイクを封じようと、好調の田村選手に代え、高さが持ち味の安福選手がコートに入ります。すると、ブロックが効果的にあらわれ、流れは富士通テンに。18-17と逆転に成功し、その勢いのまま21-19と大事なセットを先取します。
続く2セット目は中盤に11-16と5点差までリードを広げられ、苦しいゲーム展開となります。その後も15-19と後1本で相手にマッチポイント与えてしまう厳しい状況。ここで山本選手が速攻を決め16-19と粘りを見せると、試合の流れが変わります。後衛陣が体を張ってボールを拾い、アタッカー陣がそれに応え圧巻の追い上げをみせます。4連続ポイントで19-19と同点に追い付くと、エース坂東選手の渾身の一撃で19-20と逆転に成功。最後はキャプテン島田選手が決め、21-19でゲームセット。
全員バレーで4年越しとなる王座奪還を果たしました。
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