summary試合概要
第87回 全日本9人制バレーボール総合女子選手権大会
- 日程
- 2018年11月29日-12月2日
- 会場
- 丸善インテックアリーナ(大阪市中央体育館)、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)
- 参加チーム
-
- 日本女子体育大学
- 金沢フレンズ
- カリヨンクラブ
- 東邦ガスクラブ
- 松山青雲ジュピター
- 葵クラブ
- 高岡クラブ
- KyotoFuture
- BraveAngels
- 輝陽
- 大分銀行
- 日新電機
- FINAL-K.
- 埼玉クラブ
- 松山V
- 氷見クラブ
- Voriesクラブ
- 岡山クラブ
- 上峰
- 日本体育大学
- EASTERS
- 大阪シティ信用金庫
- 櫛形体協
- Space.G
- 鹿屋凛クラブ
- パナソニックES大阪
- 第一病院クラブ
- 大町クラブ
- はまぁ〜ず
- 鳥取VCさくら会
- 静岡西部クラブ
- 花王コスメ小田原
- WEST
- りゅうぎんCLUB
- 友
- ドリームズ
- 五木クラブOG
- ありすクラブ
- 佐久総合病院
- 岡山SALIRE
- パナソニックES津 アドバンス
- キャッツ
- 東京女子体育大学
- 香川クラブ
- パナソニックES ブルーベルズ
- デンソーテン レッドフェニックス
- パイオニア レッドソニックス
- イビデン レグルス
- マツダ クロス・ナイン
- サンデン ブルーエコアーズ
- 鹿児島銀行 レジオンウィングス
- 東京東信用金庫 ブルーラビッツ
- 所沢若松クラブ
- 日田検診 ホワイトドルフィン
デンソーテン レッドフェニックス |
1 |
21-18 15-21 20-22 |
2 | パナソニックES ブルーベルズ |
---|
デンソーテン レッドフェニックス |
2 |
21-14 21-13 - |
0 | パイオニア レッドソニックス |
---|
デンソーテン レッドフェニックス |
2 |
21-18 21-12 - |
0 | 鹿児島銀行 レジオンウィングス |
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- 試合から学ぼう!『全日本総合』注目プレーダイジェストムービー
- [ 他の試合はこちら / 全日本9人制バレーボール総合選手権大会オフィシャルサイト ]
reportレポート
レッドフェニックスあと一歩及ばず、ブルーベルズが3連覇を果たす
2018年11月29日から12月2日の4日間、丸善インテックアリーナ(大阪市中央体育館)他にて「第87回全日本9人制バレーボール総合女子選手権大会」が開催されました。各地の予選を勝ち抜いた実業団、クラブ、大学生など、さまざまなカテゴリーから54チームが参加し、国内で最も歴史のある9人制バレーボール大会で頂点をめざします。
レッドフェニックスは、大会3日目の決勝トーナメントから出場し、2回戦で日本体育大学(東京)、3回戦で大町クラブ(長野)と対戦。2回戦で第1セットを失いましたが勝利し、3回戦はストレート勝ちを収め、最終日を迎えました。
準々決勝の鹿児島銀行レジオンウィングス(鹿児島)戦は、試合開始から長いラリーの末、先制点を許します。レシーブミスなどもあり、波に乗れず苦しい展開が続きます。中盤以降も同点に追いつかれ、1点をめぐる攻防になりますが、18-18から古屋選手、長谷川選手、谷澤選手が3連続得点を決めて21-18で第1セットを取ります。第2セットは攻守に落ち着きを取り戻し、相手に流れを与えることなく終始リードを奪い、最後は谷澤選手がスパイクを決めて21-12で準決勝に進みます。
続く準決勝のパイオニアレッドソニックス(埼玉)戦は、長谷川選手のスパイクで先制するも逆転されて追う展開になりますが、古屋選手の速攻とブロックの連続得点で逆転すると、その後はアタッカー陣が着実に得点を重ね、リードを広げます。終盤は途中出場の八尾選手と谷澤選手との成長著しい2年目コンビの活躍で第1セットを取ります。第2セットも長いラリーの攻防が続き、守備の要の田中選手、松井選手を中心としたレシーブ陣の守りが安定。一度もリードされることなくストレートで下し、決勝に駒を進めます。
決勝の対戦相手は今年もパナソニックESブルーベルズ(大阪)となり、大会3連覇を阻むべく王者に挑みます。準決勝の勢いそのままに、古屋選手のスパイクで先制し、幸先のいいスタートを切ります。序盤は長谷川選手の3連続得点などもあり、7-4でリードを奪い、さらに、古屋選手のブロックで攻撃に勢いが出て、中盤まではゲームを支配し、最大7点差までリードを広げます。しかし、終盤は王者の底力で2点差まで詰め寄られますが、最後は古屋選手の強烈なスパイクで第1セットを先取します。
第2セットに入っても勢いは止まらず、中村選手の速攻や藤井選手のブロックが決まり、序盤からリードを奪い、試合を優位に進めます。このまま続くかと思われましたが、中盤の守備の乱れから8-9と逆転を許すと、竹口監督はリズムを変えようと宮永選手を投入します。代わった宮永選手にボールを集めますが得点が奪えません。劣勢の中、セッターの村上選手、八尾選手、新人の西川選手と積極的な選手起用で守備からリズムをつくり、悪い流れを断ち切りたいところでしたが、攻撃陣も流れを引き寄せる決定打が見られず苦しい展開に。終盤の追い上げも実らず、第2セットを奪われます。
気持ちを切り替えて迎えた最終セットは、先制したものの、序盤から両チームが点を奪い合うシーソーゲームとなります。中村選手の速攻で同点に追いつくも勝ち越せず、苦しい時間が続きますが、谷澤選手のブロックで8-7と逆転。その後も1点を争う一進一退の攻防が続き、試合は中盤へ。ネット際の攻防とラリーの応酬で互いに譲らず、手に汗握る展開が続きます。そして、長谷川選手のスパイクで18-18の同点に追いつき、さらに、ブロックで逆転。優勝まであと2点に迫りますが、ブルーベルズも最後に王者の執念を見せます。速攻を決められて19-20のマッチポイントとなり、後がないレッドフェニックスは粘りを見せてデュースに持ち込みますが、あと一歩及ばず、20-22でブルーベルズの3年連続7回目の優勝で幕を閉じました。
竹口監督コメント
決勝の第1セットはレシーブがセッターに返り、めざしているコンビバレーができていたのですが、第2セット以降はセッターにボールが入りきらず、苦しい展開になりました。レシーブが乱れてきたので守備の枚数を増やす狙いで選手交代を行ないました。終盤の勝負どころでリードしたときにどうやって点を取っていくかが課題です。次の櫻田記念はシーズン最後の大会になりますが、勝って終わりたいと思います。これからもご声援よろしくお願いいたします。
古屋主将コメント
勝てるチャンスがゲームの中で何回もあったのですが、勝つことができず悔しい気持ちでいっぱいです。長く日本一を取っていないので自分たちが勝たなくてはいけないという思いがあります。12月22日からの櫻田記念大会は絶対に勝ってシーズンが終われるようにしたいです。みなさん応援をよろしくお願いいたします。