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ゲームレポート

summary試合概要

第86回 全日本9人制バレーボール総合女子選手権大会

日程
2017年10月27-30日
会場
島津アリーナ京都、向日市民体育館(京都府)
参加チーム
  • プレイメイト(岡山)
  • 花王コスメ小田原(神奈川)
  • パナソニックES津 アドバンス(三重)
  • ボランチ(京都)
  • 氷見クラブ(富山)
  • 昭南クラブ(愛知)
  • SMC(兵庫)
  • 第一病院(群馬)
  • 所沢若松クラブ(埼玉)
  • Kyoto Future(京都)
  • 岡山クラブ(岡山)
  • 鹿屋凛クラブ(鹿児島)
  • 高岡クラブ(富山)
  • Lotus(大阪)
  • 香川クラブ(香川)
  • ダ★パンダ(神奈川)
  • 東邦ガスクラブ(愛知)
  • confianza(奈良)
  • 松山青雲ジュピター(愛媛)
  • 東京女子体育大学(東京)
  • 鹿児島銀行(鹿児島)
  • パナソニックES大阪(大阪)
  • 東京東信用金庫(東京)
  • 金沢フレンズ(石川)
  • マツダ クロス·ナイン(広島)
  • 大阪シティ信用金庫(大阪)
  • Y.W.A.(山梨)
  • 佐久総合病院(長野)
  • 日新電機(京都)
  • やとみクラブ(愛知)
  • 鳥取VCさくら会(鳥取)
  • パイオニア レッドソニックス(埼玉)
  • イビデン レグルス(岐阜)
  • SIEG(徳島)
  • はまぁ〜ず(大阪)
  • 大分銀行(大分)
  • キャッツ(滋賀)
  • カリヨンクラブ(島根)
  • 日本女子体育大学(東京)
  • 静岡西部クラブ(静岡)
  • FINAL-K.(岐阜)
  • サンデン ホールディングス(群馬)
  • りゅうぎんクラブ(沖縄)
  • 思勇会(滋賀)
  • ブルーベルズ(大阪)
  • レッドフェニックス(兵庫)
  • 佐伯長陽会I·O(大分)
決勝
レッドフェニックス 0 18-21
18-21
-
2 ブルーベルズ
準決勝
レッドフェニックス 2 21-8
21-17
-
0 佐伯長陽会I·O
準々決勝
レッドフェニックス 2 21-17
21-11
-
0 マツダ クロス·ナイン
試合から学ぼう!『全日本総合』注目プレーダイジェストムービー[詳細版]
[ 他の試合はこちら/全日本9人制バレーボール総合選手権大会オフィシャルサイト ]

reportレポート

レッドフェニックス惜敗、ブルーベルズが連覇を果たす

 2017年10月27日から30日の4日間、島津アリーナ京都(京都府立体育館)、向日市民体育館で47チームが出場し、9人制バレーボールの最高峰として知られる、「第86回 全日本9人制バレーボール総合女子選手権大会」が開催されました。

 レッドフェニックスは、大会3日目の決勝トーナメントから出場し、2回戦で第一病院(群馬)、3回戦で大阪シティ信用金庫(大阪)と対戦。いずれも、ストレート勝ちを収め、最終日を迎えました。

 準々決勝のマツダ クロス・ナイン(広島)戦は、先制しましたが序盤からリードを許し、苦しい展開となりました。一時は6点差までリードを広げられますが、センターの古屋選手、中村選手の連続得点、2年目のエース真鍋選手の強烈なスパイクなどで追いついて逆転。第1セットを21-17で取ると、第2セットも接戦が続きます。6-6から2人のサウスポー、安福選手、宮永選手の連続得点で流れをつくり、一気にリードを広げて21-11で準決勝に進みます。

 準決勝の相手はクラブチーム日本一の佐伯長陽会I・O(大分)。粘りあるレシーブから攻撃に繋げ、本来の力を取り戻します。さらにサーブに定評がある新人の谷澤選手、レシーバーの松井選手をピンチサーバーに起用し、攻撃のリズムをつくり得点を重ねます。第2セットに入っても勢いは止まらず、終始リードを奪い、終盤に攻め込まれる場面もありましたが、ストレート勝ちで決勝に駒を進めます。

 決勝は、今季全国大会負けなしのパナソニックESブルーベルズ(大阪)となり、昨年の雪辱を果たすべく大会連覇を狙う王者に挑みます。試合は先制点を与えるも、両サイドの真鍋選手、宮永選手がスパイクを決め、続いて速攻の古屋選手の連続得点で3-1とリードを奪い優位にゲームを進めます。中盤に逆転を許しますが、キャプテン田中選手を中心にしたレシーバー陣、久次米選手と高橋選手も粘り強い守りで相手の攻撃をしのぎます。ネット際の攻防と長いラリーの末、安福選手のスパイクで15-14と逆転。しかし、試合巧者のブルーベルズに逆転されてしまいます。1点取れば1点取られるといったシーソーゲームとなり、レッドフェニックスはなかなか突き放すことができません。小刻みにタイムアウトを取りながら形勢逆転を狙い、2点差に迫るも最後は振り切られ、18-21でセットを失います。

 第2セットは序盤からリードする展開となり、1点をめぐる一進一退が続き、ゲームの流れを渡しません。セッター村上選手からの巧みなコンビネーションでのスパイクが決まり、王者を苦しめますが、中盤に逆転されると13-18とリードを広げられます。もう後がない中、古屋選手の速攻からブロックポイントなど4連続得点で追い上げを見せますが、最後の粘りも及ばず18-21で敗れ、ブルーベルズの2年連続6回目の優勝で幕を閉じました。 終盤の粘りで次戦への手応えを掴んだレッドフェニックスは、12月に行われるシーズン最終戦の「櫻田記念 全日本実業団選抜優勝大会」で雪辱を期します。

竹口監督コメント

全体的には悪くなかったと思いますが、チームの持ち味であるコンビバレーができなかったのが敗因です。両サイドにボールが多く集まってしまいました。12月の櫻田記念は今シーズン最後の大会になりますが、今日の試合でできなかったところをしっかり修正して、日本一奪回をめざします。富士通テンの応援団は日本一の応援団と思っています。応援団をはじめ、家族、従業員のみなさんにはいつも感謝しています。これからもご声援よろしくお願いいたします。

田中主将コメント

競り合っている中で最後の球際の弱さがミスにつながりました。今後は細かいミスをどれだけ減らせるかが課題です。櫻田記念大会は今シーズン最後の全国大会なるので何としても日本一になりたいです。今日もたくさんの方に応援していただき、大きな力になりました。私たちをずっと応援してくれている方のためにも、次は勝って一緒に喜びを分ち合いたいと思います。

決勝トーナメント戦 結果
[優勝] ブルーベルズ
[準優勝] レッドフェニックス

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