summary試合概要
第64回 全日本9人制バレーボール実業団女子選手権大会
- 日程
- 2012年7月20-22日
- 会場
- 県営あづま総合体育館(福島県)
- 参加チーム
-
- 山梨中央銀行(山梨県)
- 丸紅東京(東京都)
- カネボウ化粧品(神奈川県)
- サンデン(群馬県)
- パイオニア(埼玉県)
- NEC府中(東京都)
- (株)東昇(宮城県)
- アズビル(神奈川県)
- 防衛省(東京都)
- 明電舎沼津(静岡県)
- 日田検診(大分県)
- 安田産業(岡山県)
- 自衛隊仙台(宮城県)
- マツダ(広島県)
- 群馬銀行(群馬県)
- 日野自動車(東京都)
- 神戸市役所(兵庫県)
- 鹿児島銀行(鹿児島県)
- 新潟市役所フライングプライズ(新潟県)
- イビデン(岐阜県)
- パナソニックエナジー(大阪府)
- 富士通テン(兵庫県)
富士通テン | 0 |
9-21 18-21 - |
2 | パナソニックエナジー |
---|
富士通テン | 2 |
21-13 17-21 21-13 |
1 | 群馬銀行 |
---|
富士通テン | 2 |
21-16 21-9 - |
0 | マツダ |
---|
富士通テン | 2 |
21-19 21-19 - |
0 | イビデン |
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- [ 決勝 ]パナソニックエナジー vs 富士通テン
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reportレポート
富士通テン最後まで流れ変えられず。
パナソニックエナジーが大会2連覇。
7月20日から22日までの3日間、福島県・あづま総合体育館において、第64回全日本9人制バレーボール実業団女子選手権大会が開催されました。2日目の決勝トーナメント1回戦はイビデン(岐阜県)と対戦。初戦では硬さが見られましたが、2セットとも21-19の接戦ながらストレート勝ちを収めます。2回戦のマツダ(広島県)戦では従来の調子を取り戻し、安定した試合を見せました。
準決勝の相手は群馬銀行(群馬県)に決まり、6月の練習試合で負け越した相手だけに警戒を強めますが、竹口監督は「他のチームが力をつけていることも感じています。でも、それ以上にテンもレベルアップしているから心配はしていません」と、会場を後にしました。
大会3日目、準決勝の第1セットは、北村選手のサーブポイントで先制。逆転を許すもルーキーの中村選手のBクイック、キャプテン山本選手のダイレクトなどが決まり6-5と逆転。ここからテンポよくお互いが点を取り合い、一進一退の攻防が続きます。相手のミスで同点に追いつくと、ライトからの攻撃をブロックで止めて流れが一気に富士通テンに傾き、そのままの流れで第1セットを21-13で先取します。第2セットは攻撃のリズムが悪く、メンバーチェンジで打開を図りますが、21-17で今大会初めてセットを落としました。第3セットは立ち上がりから3点のリードを許し苦しい展開でしたが、相手のミスに加えブロックで相手の攻撃を止めて流れを引き寄せます。最後は狩野選手がサーブポイントを決め21-13で決勝戦にコマを進めます。
決勝の相手は昨年2度の日本一になっているパナソニックエナジー(大阪府)。「大会や練習試合で何度も対戦し、その強さを認め、普段の練習もパナソニックエナジーさんを意識している」と竹口監督。守備の要、福山選手は「ボールがコートに落ちなければ負けないと、レシーブの精度を求め、レシーブの練習に多くの時間を割いて大会に備えてきました。レシーバーはアタッカーのために、はいつくばってでも後ろからボールを拾いたい」と、大会前に話してくれました。
さて、どんな試合を見せるのか、注目のホイッスルが場内に響きわたります。立ち上がり早々ミスが重なり、ボールの主導権を握ることができないまま、3-8でタイムアウト。早くも清水選手を変えて狩野選手を投入するなど、選手交代で流れを変えようと試みますが、そのまま、第1セットを落としてしまいます。
第2セットも序盤からブロックアウト、レシーブミスで流れを引き寄せられないまま、追いかける苦しい展開が続きます。その中で松元選手が立て続けに要所でスパイクを決めて、相手の連続ミスを突いていきます。さらに、ライトからの安福選手のスパイクで2点差まで迫り、粘りを見せましたが、惜しくも優勝はなりませんでした。
大会結果はパナソニックエナジーが2年連続3回目の優勝、富士通テンが準優勝で幕を閉じました。
竹口監督インタビュー
準決勝はフルセットになり、気持ちが引くところもなくがんばっていましたが、決勝戦は独特の雰囲気の中、自分たちの力を出せずに終わったという感じです。全国大会までのシーズンのあり方、準決勝までのあり方など、それまでの過程については、去年に比べると落ち着きは出てきたと思います。大会の直前にケガ人が出た中で、決勝まで進めたことは、次につながる収穫になったと思います。
山本祐梨子選手インタビュー
群馬銀行戦では自分たちの良いペースで戦うことができましたが、パナソニック戦になったとき、気持ちが受け身になってしまったところがあります。最後まで自分たちのバレーができなかったことが反省点です。決して万全ではない状態の中でも、決勝戦までいくことができたことはチームにとって大きかったと思います。冬に向けて、もう一回り成長できるように頑張りますので、今後ともご声援よろしくお願いします。