2015年3月3日
富士通テン株式会社
(新開発の画面表示)
ドライバーの視線から車体を透過したような表示で周囲の確認をサポート
富士通テン(株)(本社:兵庫県神戸市 代表取締役社長:山中 明)は、車両の周囲360度の俯瞰映像をカーナビゲーションなどの画面に表示して周囲を確認できる製品「マルチアングルビジョン™」に、車を外から見下ろした従来の表示モードに加え、ドライバーの視線で車体やシートなどの車両部品を透過したような表示で周囲を確認できる新たな画面モードを開発しました。これにより、障害物をより大きな表示で確認できるようになり、車を発進させる際の周囲の安全確認を一層サポートします。
なお今回開発した新画面を用い、1月26日にトヨタ自動車株式会社(以下:トヨタ自動車)から発表された新型「アルファード」「ヴェルファイア」のパノラミックビューモニターの「シースルービュー」機能を同社と共同で開発しました。この機能は同車両に標準またはメーカーオプションで設定されています。
今後当社では、国内外の自動車メーカーへ新画面を含む「マルチアングルビジョン™」の提案活動を強化し、より多くの車両に搭載していただくことで、車両の安全向上に貢献していきたい考えです。
駐車状態でスイッチを押すと、車両周囲の映像をカーナビゲーションなどの画面に表示します。
映像をドライバー視線で、車体を透過したような表示にすることで、これまでの車両上部から俯瞰する映像では確認しづらかった小さな物体を、より直感的に把握できます。運転席からは容易に確認できない死角(車両コーナー付近や後方など)の、特に背の低い物体に気付きやすくなります。
画面は360度自動で表示され、任意の場所で停止して確認することもできます。
開発した新画面表示
ドライバー視線で車体を透過したような映像で物体をより大きく表示
様々な視点・角度からの表示が可能です。
画面は360度自動で表示され、任意の場所で停止して確認することもできます。
従来の機能
車の外から車両を見下ろしたような映像を360度表示
当社では、今回新機能を追加した「マルチアングルビジョン™」をはじめ、「ミリ波レーダー」や「盗難防止装置」「エアバッグECU」「緊急通報システム対応テレマティクスユニット」など、自動車の「駐車時」「発進(後退)時」「走行時」「衝突時」「衝突後」のあらゆる場面において、予防そして万が一衝突した際の被害を軽減するための「先進安全システム」の開発に注力しています。
今後これら車載機器の開発に加え「人」「クルマ」「社会」のデータをつなぎ合わせ、お客様一人ひとりに合わせた新たなモビリティライフを提供することをコンセプトとした「Future Link™」を融合させることで、より付加価値の高い安全システムを創出し、事故の無い自動車社会の実現に貢献してまいります。
* 2010年4月現在、富士通テン調べ。立体的な俯瞰映像で視点を変えて表示できる機能として。
「マルチアングルビジョン™」の詳細情報につきましてはこちらをご覧ください
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