環境と安全衛生マネジメントシステムのグローバル複合認証を取得
～5カ国語圏にまたがる複合認証～

    カーナビゲーションブランド「ECLIPSE(イクリプス)」を展開する富士通テン（株）（本社：兵庫県神戸市　代表取締役社長：重松 崇　資本金：53億円）は、環境マネジメントシステム｢ISO14001」と、安全衛生マネジメントシステム｢OHSAS18001」^（*1）の複合認証^（*2）において、本社を中心にグローバル生産拠点を対象範囲とする5カ国7社8拠点で、グローバル複合認証を2012年8月31日に取得しました。
    9月18日（火）本社において、審査機関TÜV Rheinland（テュフラインランド）のクリスティアン・ヴァイディンガ執行役員と当社副社長の小倉通孝が出席し、認証書の授与式が執り行われました。

登録認証書（左：ISO14001　右：OHSAS18001）

｢ISO14001」と｢OHSAS18001」の複合認証によるメリット

• PDCAの回し方が類似しているISO14001とOHSAS18001の共通化（マニュアルや帳票などの共通化）を図ることで、経営がスリムになります。（類似手順の乱立防止）
• 共通化を進めることで、長年スパイラルアップしてきた既存ノウハウを活用でき、効率的で効果的な運営が可能になります。

グローバル複合認証によるメリット

• 既にグローバル統合認証^（*3）を取得しているISO14001と同様、本社機能としてのガバナンスが充実し、全社の安全衛生状況を見渡した方針の策定、情報・安全対策の共有が図れる。
• 工場では環境・安全の担当部門が同一であることが多く、PDCAの回し方を全社的に共通化することで、PDCAに関する同種の活動理解が得られやすくなる。（効率化につながる）
• 各拠点との連携体制が強化され、各拠点の好事例や安全対策の情報展開が容易になる。

富士通テン ｢ISO14001」｢OHSAS18001」グローバル複合認証の内容

用語解説

（＊1） OHSAS18001：Occupational Health and Safety Assessment Series　（労働安全衛生アセスメントシリーズ）
国際コンソーシアムによって策定された、労働安全衛生に関するマネジメントシステム規格。
ISO14001のように審査登録制度が適用される。

（＊2） 複合認証
複数の異なるマネジメントシステムについて、個別にシステムを構築せずに既存のマネジメントシステムの共通化を図っている認証形態。統合認証と呼ばれることも多いが、当社では各拠点を一括して認証を行うグループ統合認証と使い分けるために複合認証と称している。

（＊3） グローバル統合認証
統合認証は、同一マネジメントシステムにおいて複数拠点間を一括して認証を取得することを示す。
本社機能を中心とした複数拠点・事業所からなるグループ連携型のマネジメントシステムの認証形態。通常の認証が拠点単位でPDCAを回すのに対し、本社機能を中心に対象組織における全社のPDCAの仕組みが回っている必要がある。

（＊4） インフォテインメント機器
インフォテインメントとはInformationとEntertainmentを組み合わせた造語。

＜ご参考＞認証の種類について（当社で称している表現です）