2011年4月26日
富士通テン株式会社
「Type-L」 配車センター受付画面(左) 「Type-L」 車載機器(右)
富士通テン(株)(本社:兵庫県神戸市 代表取締役社長: 重松 崇 資本金:53億円)は、タクシー配車システムの新商品として、簡単・手軽に配車業務を効率化する、タクシー車両情報表示システム「Type-L」を新たにラインナップし、2011年4月中旬より販売を開始しました。
同時に、最上位モデル「Type-A」とミドルモデル「Type-S」もリニューアルし、2016年のタクシー無線完全デジタル化に向けて、タクシー事業者様の多様なニーズにお応えしてまいります。
国内のタクシー無線は、2016年にデジタル無線に完全移行される予定です。デジタル化によりデータ伝送が高速化し、従来のアナログ方式と比較してスピーディーな配車が可能となります。
デジタル無線は、これまで中~大規模事業者を中心に導入が進み、無線を搭載したタクシー約21万台のうち、3割を超える約7万台に達しています。今後は、車両台数が少ない事業者(約4千社/約5万台)においても導入が進むことが予想されます。
そこで当社は、デジタルタクシー無線配車システムの先駆者として、これまで培ってきたノウハウを投入し、音声配車主体の小規模事業者向けに簡単・手軽に配車業務を効率化するタクシー車両情報表示システム「Type-L」を新規投入しました。また、これまでの中~大規模事業者向けシステム「Type-A」「Type-S」も同時にリニューアルし、より一層のコスト負担軽減とサービス向上の両立を目指した豊富なラインナップで、お客様の多様なニーズにお応えし、タクシー無線のデジタル化移行をサポートしていきたい考えです。
当社は2003年8月に世界初のデジタル無線を使ったタクシー配車システムを発売。これまでに全国のタクシー事業者様ヘ約300システム、移動局3万台以上を納入、累計台数業界トップクラス40% のシェアを獲得しています。(2011年4月現在当社調べ)
◆タクシー車両情報表示システム「Type-L」 「簡単操作」「リーズナブル」「スマート構成」をコンセプトにした、デジタル無線配車システムのエントリーモデル。配車センターのパソコン地図画面上で車両の位置や実車状態を確認できるなど、コスト負担を軽減しながら配車の効率化をサポートします。 目安として音声配車主体の車両保有台数50台未満のタクシー事業者様にご提案したいシステムです。 |
車番表示タイプ
車番・地図表示タイプ
配車センターのパソコン画面では、待機場所別の車両や、走行中の車両の実車/空車状態(地図表示タイプのみ)までひとつの画面で確認でき、最適車両に速やかに配車指示できます。
また、全ての操作をキーボードのボタンに割り付け、マウス操作に不慣れな方にも簡単に操作していただけるよう工夫しています。
お客様のニーズにより、「画面に待機場所別車番一覧表と地図上に車番を表示」する車番・地図表示タイプと、「待機場所別車番一覧表のみを表示」する車番表示タイプを選択できます。
「Type-A」「Type-S」よりも安価に導入でき、簡単・手軽に効率配車を実現するモデルです。
配車センターは、パソコン1台のみで構成します。
◆タクシー配車システム「Type-A」 複数のタクシー事業者で基地局無線機やセンターサーバを共用(オプション設定)できます。 IVR(Interactive Voice Response:音声自動応答)受付やインターネット受付の拡張、拠点統合、共同配車など、事業形態の革新を要望されるタクシー事業者様にご提案したいシステムです。 ◆タクシー配車システム「Type-S」 「Type-A」より簡単、低価格で業務の効率化を実現したいタクシー事業者様にご提案したいシステムです。 |
今回、複数の事業者で基地局無線機やセンターサーバを共有する機能(オプション設定)をレベルアップしました。各社の配車ルールを個別で設定できるなど、運用の独立性を高めています。 設備の共用化により事業者1社当たりの設備導入コストを低減します。
「Type-A」「Type-S」車載機器
配車指示や操作性に関する機能アップを昨年モデルから「Type-A」では26項目、「Type-S」では7項目実施。
より効率的な受付・配車業務をサポートします。
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