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2010年版「社会・環境報告書」を発行
~特集「富士通テンの音文化創造活動」~

2010年版「社会・環境報告書」

2010年版「社会・環境報告書」

カーナビゲーションブランド「ECLIPSE(イクリプス)」を展開する富士通テン(株)(本社:兵庫県神戸市 代表取締役社長:重松 崇 資本金:53億円)は、2009年度におけるグループ全体の社会活動・経済活動・環境保全活動と、その成果をまとめた2010年版「社会・環境報告書」を本日10月7日より、当社ホームページにて公開します。

(URL http://www.fujitsu-ten.co.jp/ecology/report/index.html

当社では、社会の皆様とのコミュニケーションを深めることを目的に、1999年より毎年、「社会・環境報告書」を発行しています(2004年版までは「環境報告書」)。2009年版からは森林資源保護の観点から冊子での発行を廃止、ホームページでの公開のみとしました。

特集について

社会・環境報告書では、2008年版より特集ページを設け、「エンジン制御ECU*」やメモリーナビゲーション「AVN Lite」など当社のメイン事業である自動車用電子機器やカーナビゲーションシステムの開発による社会・環境への貢献を紹介してきました。今回は別の側面から社会貢献を取り上げ、当社ならではの様々な音文化創造活動を特集として掲載しています。

*ECU(Electronic Control Unit):電子制御機器

2010年版社会・環境報告書の主なトピックス

【1】特集「富士通テンの音文化創造活動」

当社ならではの「音を通じた社会貢献」を紹介
・コンサートの主催、協賛
・社内外でのチャリティーコンサート実施など

【2】社会性情報

(1) 「富士通テングループ企業行動宣言(CSR方針)」を制定
(2) 環境と安全衛生マネジメントシステムの複合認証(※1)を取得

【3】環境情報

(1) 第6期環境取り組みプランを策定
(2) 環境配慮設計(DfE)(※2)の評価システムを開発

2010年版社会・環境報告書の主なトピックス

【1】特集「富士通テンの音文化創造活動」

富士通テンは、音に携わる企業として、「音を通じて社会に貢献する」という考えのもと、コンサートの主催・協賛など、さまざまな形で音文化創造活動を行っています。当社の音文化創造活動は「音」に関わる事業を通じて培ってきた音響技術や、日頃から自主音楽活動が盛んに行われている企業風土を基盤として発展してきました。 今後もその取り組みを地域におけるボランティア活動など、社外でも展開するとともに、当社らしい独自性の高い活動である「ECLIPSE Master Class」や音楽情報サイト「KOBEjazz.jp」を提供するなどの取り組みも引き続き実施していきます。

【2】社会性情報

(1) 「富士通テングループ企業行動宣言(CSR方針)」を制定
社会から求められる企業の社会的責任(CSR)は人権の尊重、地球環境の保全、社会貢献などさまざまな分野に及んでいます。こうしたCSRに関する期待にさらに積極的に応え、国際社会・地域社会から信頼される企業となるため、より広い視点で富士通テングループとしてのCSRに対する考え方をまとめた「富士通テングループ企業行動宣言(CSR方針)」を制定しました。

(2) 環境と安全衛生マネジメントシステムの複合認証を取得
環境マネジメントシステムである「ISO14001」と、安全衛生マネジメントシステムである「OHSAS18001」(※3)の複合認証を2010年8月19日付で取得しました。 全社経営システムの一環として構築された環境マネジメントシステムとの共通要素をまとめることで、社内経営システムのスリム化と運用の効率化を図りました。 また、安全が経営のベースであることを強く認識し、未然防止を重視した対策を強化するため、リスクアセスメント(※4)を取り入れました。今後はこれをブラッシュアップし、さらに踏み込んだ安全衛生活動を推進します。

【3】環境情報

(1) 第6期環境取り組みプランを策定
社会の動向、期待に対応し、環境配慮設計や生物多様性など「一歩先を行く活動」のウエイトを上げて、2010年度から2012年度の3か年を活動期間とする「第6期環境取り組みプラン」を策定しました。

(2) 環境配慮設計(DfE)の評価システムを開発
製品の環境配慮設計(DfE)のレベルを定量的に評価できる3つのシステム(1)「LCA(※5)算出システム」(2)「環境効率ファクター算出システム」(3)「グリーン度評価システム」を開発しました。 部品表システムなど既存の社内情報システムと連動させることで、DfE推進において設計者の負担となる環境負荷量算出などの工数を大幅に削減できます。これらのシステムは、2011年度から全社で運用を開始する予定です。


<用語解説>
(※1) 複合認証
複数のマネジメントシステムについて、個別にシステムを構築せずに既存のマネジメントシステムの共通化を図っている認証形態。統合認証と呼ばれることも多いが、当社では各拠点を一括して認証を行うグループ統合認証と使い分けるために複合認証と称している。
(※2) DfE:Design for Environment(環境配慮設計)
製品のライフサイクル全体の環境負荷低減を目的として、製品の環境負荷の全容が定まる前の企画段階において、環境負荷を可能な限り低減させることを目指すこと。
(※3) OHSAS18001:Occupational Health and Safety Assessment Series(労働安全衛生アセスメントシリーズ)
国際コンソーシアムによって策定された、労働安全衛生に対するリスクと対策の一覧化および責任所在の明確化などを目的とする規格。
(※4) リスクアセスメント
職場や作業に潜む危険源(リスク)を事前に洗い出しリスクレベルに応じた対策を立案。それらに優先順位を付けるとともに災害が発生する前に対策を実施する手法。
(※5) LCA:Life Cycle Assessment
原材料の採取から各製品の製造・流通・使用・廃棄に至るまで、全てのライフサイクルの各段階における環境負荷を定量的に評価する手法のこと。

報道関係お問い合わせ先
コーポレートコミュニケーション部広報チーム
TEL:078-682-2170E-mail:pr@ten.fujitsu.com

プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。