エアバッグECUの生産累計台数1,000万台を突破 |
富士通テン株式会社(本社:神戸市 社長:槌本 隆光 資本金:53億円)は、2004年10月25日、富士通テングループでのエアバッグECU生産台数が累計1,000万台を突破しました。1993年7月の生産開始から11年3ヶ月での達成となります。
エアバッグシステムは、車の前方や側方からの衝突を検出し、乗員に重大な危害が及ぶと判断した場合は、シートベルトが身体を拘束する動きに合わせて、ハンドルやダッシュボードに内蔵されたエアバッグを最適な状態でふくらませることにより、頭や胸にかかる衝撃力を分散・緩和させ衝撃を軽減する衝突安全装置です。当初は運転席だけであったものが助手席に追加され、最近では側方からの衝突に対応するサイド・カーテンバッグや膝を保護するニーバッグまで装備されるようになってきました。また、衝突時にシートベルトの緩みを取ったり、衝突の激しさにあわせて2段階にエアバッグを開く機能など、高性能化も進んでいます。
当社は、このエアバッグシステムの電子制御部分(エアバッグECU)を、1993年7月より中津川工場(岐阜県中津川市)において生産を開始し、トヨタ自動車(株)様に納入してまいりました。 当初月産2,000台でスタートしましたが、安全意識の高まりやシステムの低価格化による急激な車両装着標準化により、順調に生産を伸ばしています。2002年5月にはフィリピン、2004年10月には中国の生産子会社においても生産を開始し、現在では富士通テングループで月当たり約11万台を生産しています。今後、さらに生産台数を伸ばし、2010年までには2,000万台を突破する見込みです。
自動車の安全技術は環境と並んでますます重要になり、安全システムは歩行者保護や衝突回避などさらに高性能化して行くと考えられます。当社では今後も高い品質と性能をもち、グローバルに競争力のある製品を提供する事により、交通事故死傷者ゼロの実現に貢献してまいります。
【エアバッグECU生産拠点】 | ||
■富士通テン(株)生産工場 | ||
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■生産子会社 | ||
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