【NEWS RELEASE】
2004(平成16)年10月28日
富士通テン(株)(本社:神戸市 社長:槌本 隆光 資本金:53億円)は、2004年度(第35期)の中間決算を下記のとおり確定しましたのでお知らせいたします。
【連結 業績】 (単位:百万円)
2003年4月1日〜 2003年9月30日 | 2004年4月1日〜 2004年9月30日 | 増減率 % | 2003年4月1日〜 2004年3月31日 | |
1.売 上 高 | 98,929 | 112,665 | 13.8 | 208,740 |
インフォテインメント機器(※1) | 78,667 | 88,741 | 12.8 | 164,541 |
自動車用電子機器(※2) | 20,262 | 23,923 | 18.0 | 44,198 |
(内 海外) | (21,342) | (24,591) | 15.2 | (43,199) |
2.営 業 利 益 | 4,601 | 5,132 | 11.5 | 10,228 |
(4.7%) | (4.6%) | (▲0.1ポイント) | ( 4.9%) | |
3.経 常 利 益 | 3,320 | 4,833 | 45.5 | 7,943 |
| (3.4%) | (4.3%) | (0.9ポイント) | (3.8%) |
4.当 期 純 利 益 | 1,775 | 2,889 | 62.7 | 7,449 |
(1.8%) | (2.6%) | (0.8ポイント) | (3.6%) | |
5.総 資 産 | 102,293 | 114,883 | 12.3 | 108,435 |
6.純 資 産 | 38,349 | 45,875 | 19.6 | 43,319 |
(※1)インフォテインメント機器:カーオーディオ、カーナビゲーションシステム、移動通信機器 等
インフォテインメントとは、InformationとEntertainmentを組み合わせた造語
(※2)自動車用電子機器:エンジン制御装置、エアバッグ、盗難警報装置のECU 等
【連結 貸借対照表】 (単位:百万円)
資 産 の 部 | % | % | |||
流 動 資 産 | 78,443 | 72.3 | 82,054 | 71.4 | 3,610 |
現金及び預金 | 6,626 | 7,044 | 417 | ||
預 け 金 | 8,000 | 9,200 | 1.200 | ||
売 掛 債 権 | 34,561 | 32,866 | ▲1,695 | ||
たな卸資産 | 21,692 | 24,380 | 2,688 | ||
繰延税金資産 | 3,788 | 3,832 | 44 | ||
その他流動資産 | 3,773 | 4,730 | 956 | ||
固 定 資 産 | 29,992 | 27.7 | 32,829 | 28.6 | 2,837 |
有形固定資産 | 21,868 | 24,222 | 2,353 | ||
無形固定資産 | 2,024 | 2,228 | 204 | ||
投資その他の資産 | 6,099 | 6,378 | 279 | ||
繰延税金資産 | 1,859 | 1,854 | ▲5 | ||
そ の 他 | 4,239 | 4,524 | 284 | ||
108,435 | 100.0 | 114,883 | 100.0 | 6,448 | |
負 債 の 部 | |||||
流 動 負 債 | 57,474 | 53.0 | 60,988 | 53.1 | 3,513 |
買掛債務 | 35,647 | 37,046 | 1,399 | ||
短 期 借 入 金 | 2,344 | 3,174 | 830 | ||
その他流動負債 | 19,482 | 20,766 | 1,283 | ||
固 定 負 債 | 6,666 | 6.1 | 6,920 | 6.0 | 254 |
退職給付引当金 | 5,766 | 6,017 | 250 | ||
長 期 借 入 金 | 422 | 444 | 21 | ||
繰延税金負債 | − | − | − | ||
その他固定負債 | 477 | 459 | ▲17 | ||
64,141 | 59.1 | 67,909 | 59.1 | 3,767 | |
975 | 0.9 | 1,099 | 1.0 | 124 | |
資 本 の 部 | |||||
資 本 金 | 5,300 | 4.9 | 5,300 | 4.6 | − |
そ の 他 | 38,019 | 35.1 | 40,575 | 35.3 | 2,555 |
43,319 | 40.0 | 45,875 | 39.9 | 2,555 | |
資 本 合 計 |
108,435 | 100.0 | 114,883 | 100.0 | 6,448 |
【連結 損益計算書】 (単位:百万円)
2003年4月1日〜 2003年9月30日 | 2004年4月1日〜 2004年9月30日 | 同期比 増減率 | 2003年4月1日〜 2004年3月31日 | ||||
売上高比 | 売上高比 | 売上高比 | |||||
% | % | % | % | ||||
98,929 | 100 | 112,665 | 100 | 13.8 | 208,740 | 100 | |
78,136 | 79.0 | 89,515 | 79.5 | 14.5 | 164,854 | 79.0 | |
16,191 | 16.3 | 18,017 | 15.9 | 11.2 | 33,657 | 16.1 | |
4,601 | 4.7 | 5,132 | 4.6 | 11.5 | 10,228 | 4.9 | |
312 | 0.3 | 362 | 0.3 | 16.1 | 664 | 0.3 | |
1,592 | 1.6 | 661 | 0.6 | ▲58.4 | 2,949 | 1.4 | |
3,320 | 3.4 | 4,833 | 4.3 | 45.5 | 7,943 | 3.8 | |
− | − | − | − | − | 4,566 | 2.2 | |
3,320 | 3.4 | 4,833 | 4.3 | 45.5 | 12,509 | 6.0 | |
1,545 | 1.6 | 1,943 | 1.7 | 25.8 | 5,060 | 2.4 | |
1,775 | 1.8 | 2,889 | 2.6 | 62.7 | 7,449 | 3.6 |
(注)2003年度については、厚生年金基金代行部分返上益4,566百万円を「特別利益」として計上しています。
これにより、「当期純利益」が2,707百万円増加しています。
【連結 業績予想】 (単位:百万円)
2003年4月1日〜 2004年3月31日 | 2004年4月1日〜 2005年3月31日 | 増 減 率 % | |
1.売 上 高 | 208,740 | 234,200 | 12.1 |
インフォテインメント機器 | 164,541 | 184,600 | 12.1 |
自動車用電子機器 | 44,198 | 49,600 | 12.2 |
(43,199) | (50,100) | 15.9 | |
2.営 業 利 益 | 10,228 | 11,800 | 15.3 |
( 4.9%) | (5.0%) | (0.1ポイント) | |
3.経 常 利 益 | 7,943 | 10,700 | 34.7 |
(3.8%) | (4.6%) | (0.8ポイント) | |
4.当 期 純 利 益 | 7,449 | 6,400 | ▲14.0 |
(3.6%) | (2.7%) | (▲0.9ポイント) | |
5.1株当たり当期利益 | 1,590.40円 | 1,362.30円 | ▲228.10円 |
連結子会社数26社
(国内9社、海外17社)
持分法適用会社数2社
(国内1社、海外1社)
主要連結子会社
株式会社栃木富士通テン | FUJITSU TEN CORP.OF AMERICA |
富士通テン東日本株式会社 | FUJITSU TEN de MEXICO,S.A. de C.V. |
富士通テン中部株式会社 | FUJITSU TEN CANADA INC. |
富士通テン西日本株式会社 | FUJITSU TEN (EUROPE) GmbH |
FUJITSU TEN CORPORATION OF THE PHILIPPINES | |
天津富士通天電子有限公司 | |
FUJITSU TEN (THAILAND) COMPANY LIMITED | |
FUJITSU TEN (SINGAPORE) PTE. LTD. | |
FUJITSU TEN (AUSTRALIA) PTY. LTD. |
【単独 業績】 (単位:百万円)
2003年4月1日〜 2003年9月30日 |
2004年4月1日〜 2004年9月30日 |
増 減 率 % |
2003年4月1日〜 2004年3月31日 |
|
1.売 上 高 | 87,769 | 99,494 | 13.3 | 187,060 |
インフォテインメント機器 | 70,365 | 79,443 | 12.9 | 148,549 |
自動車用電子機器 | 17,403 | 20,051 | 15.2 | 38,511 |
(12,782) | (13,133) | (2.8) | (25,751) | |
2.営 業 利 益 | 2,684 | 2,978 | 10.9 | 6,652 |
(3.1%) | (3.0%) | (▲0.1ポイント) | (3.6%) | |
3.経 常 利 益 | 2,405 | 3,446 | 43.2 | 5,439 |
(2.7%) | (3.5%) | (0.8ポイント) | (2.9%) | |
4.当 期 純 利 益 | 1,549 | 2,138 | 38.0 | 5,961 |
(1.8%) | (2.1%) | (0.3ポイント) | (3.2%) | |
5.1株当たり当期純利益 | 336.85円 | 464.97円 | 128.12 | 1,278.51円 |
6.株主配当金(1株につき) | 中間100円 | 中間140円 | 40円 | 225円 |
7.総 資 産 | 89,090 | 99,398 | 11.5 | 95,206 |
8.純 資 産 | 34,020 | 39,673 | 16.6 | 38,109 |
【単独 貸借対照表】 (単位:百万円)
(2004年9月末) | |||||
資 産 の 部 | % | % | |||
流 動 資 産 | 69,246 | 72.7 | 71,242 | 71.7 | 1,995 |
現金及び預金 | 1,841 | 1,848 | 6 | ||
預 け 金 | 8,000 | 9,200 | 1,200 | ||
売 掛 債 権 | 35,305 | 33,897 | ▲1,407 | ||
たな卸資産 | 11,332 | 12,902 | 1,570 | ||
繰延税金資産 | 3,363 | 3,490 | 126 | ||
その他流動資産 | 9,402 | 9,902 | 500 | ||
固 定 資 産 | 25,960 | 27.3 | 28,156 | 28.3 | 2,195 |
有形固定資産 | 13,650 | 14,548 | 897 | ||
建物及び構築物 | 5,475 | 5,294 | ▲181 | ||
機 械 装 置 | 1,384 | 1,364 | ▲20 | ||
土 地 | 2,725 | 2,725 | 0 | ||
そ の 他 | 4,064 | 5,163 | 1,099 | ||
無形固定資産 | 1,767 | 1,878 | 110 | ||
投資その他の資産 | 10,542 | 11,729 | 1,187 | ||
子 会 社 株 式 | 5,172 | 6,135 | 962 | ||
投資有価証券 | 2,783 | 2,922 | 138 | ||
繰延税金資産 | 1,688 | 1,668 | ▲20 | ||
そ の 他 | 897 | 1,004 | 106 | ||
95,206 | 100.0 | 99,398 | 100.0 | 4,191 | |
負 債 の 部 | |||||
流 動 負 債 | 51,605 | 54.2 | 54,030 | 54.4 | 2,424 |
買 掛 債 務 | 34,654 | 35,427 | 773 | ||
短 期 借 入 金 | 1,267 | 1,552 | 285 | ||
その他流動負債 | 15,684 | 17,051 | 1,366 | ||
固 定 負 債 | 5,491 | 5.8 | 5,694 | 5.7 | 202 |
退職給付引当金 | 5,254 | 5,465 | 211 | ||
その他固定負債 | 237 | 228 | ▲8 | ||
57,097 | 60.0 | 59,724 | 60.1 | 2,627 | |
資 本 の 部 | |||||
資 本 金 | 5,300 | 5.6 | 5,,300 | 5.3 | 0 |
資 本 剰 余 金 | 5,653 | 5.9 | 5,653 | 5.7 | 0 |
利 益 剰 余 金 | 29,398 | 27.7 | 27,882 | 28.1 | 1,483 |
株式等評価差額金 | 757 | 0.8 | 838 | 0.8 | 80 |
38,109 | 40.0 | 39,673 | 39.9 | 1,564 | |
95,206 | 100.0 | 99,398 | 100.0 | 4,191 |
【単独 損益計算書】 (単位:百万円)
2003年4月1日〜 2003年9月30日 |
2004年4月1日〜 2004年9月30日 |
同期比増減率 |
2003年4月1日〜 2004年3月31日 |
||||
売上高比 | 売上高比 | % | 売上高比 | ||||
% | % | % | |||||
87,769 | 100 | 99,494 | 100.0 | 13.4 | 187,060 | 100.0 | |
73,538 | 83.8 | 83,552 | 84.0 | 13.6 | 156,065 | 83.4 | |
11,546 | 13.1 | 12,963 | 13.0 | 12.3 | 24,343 | 13.0 | |
2,684 | 3.1 | 2,978 | 3.0 | 10.9 | 6,652 | 3.6 | |
1,129 | 1.2 | 1,010 | 1.0 | ▲10.6 | 1,342 | 0.7 | |
1,409 | 1.6 | 542 | 0.5 | ▲61.5 | 2,555 | 1.4 | |
2,405 | 2.7 | 3,446 | 3.5 | 43.3 | 5,439 | 2.9 | |
特 別 損 益 | - | - | - | - | - | 4,290 | 2.3 |
2,405 | 2.7 | 3,446 | 3.5 | 43.3 | 9,729 | 5.2 | |
法人税、住民税および事業税 | 1,634 | 1.8 | 1,468 | 1.5 | ▲10.2 | 3,259 | 1.7 |
▲778 | ▲0.9 | ▲161 | ▲0.1 | ▲79.3 | 509 | 0.3 | |
1,549 | 1.8 | 2,138 | 2.1 | 38.0 | 5,961 | 3.2 |
(注)2003年度については、厚生年金基金代行部分返上益4,290百万円を「特別利益」として計上しています。
これにより、「当期純利益」が2,546百万円増加しています。
【単独 業績予想】 (単位:百万円)
2003年4月1日〜 2004年3月31日 〔実績〕 | 2004年4月1日〜 2005年3月31日 〔予想〕 |
増 減 率 % |
|
1.売 上 高 | 187,060 | 206,300 | 10.3 |
インフォテインメント機器 | 148,549 | 164,300 | 10.6 |
自動車用電子機器 | 38,511 | 42,000 | 9.1 |
(25,751) | (26,300) | 2.1 | |
2.営 業 利 益 | 6,652 | 7,700 | 15.8 |
( 3.6%) | (3.7%) | (0.1ポイント) | |
3.経 常 利 益 | 5,439 | 7,500 | 37.9 |
( 2.9%) | (3.6%) | (0.7ポイント) | |
4.当 期 純 利 益 | 5,961 | 4,500 | ▲24.5 |
( 3.2%) | (2.2%) | (▲1.0ポイント) |
【概況】
当上半期のわが国経済は、好調な輸出に支えられた企業収益の継続した改善や民間設備投資の増加、これに伴う雇用情勢の改善傾向から個人消費が緩やかに増加し、全般的には堅調に回復してきました。一方、海外においても、米国経済は回復から拡大に転じたほか、欧州も穏やかに回復し、アジアも中国や東南アジア主要国で景気が拡大している等、全体として着実に回復してきました。
当社と関連の深い自動車業界につきましては、国内販売では、各社の新型車投入により普通乗用車および軽自動車は好調であったものの、小型乗用車の需要一巡による低迷、トラックの排ガス規制特需の反動による大幅な売上減少から、全体的には低調に推移しました。輸出につきましては、米国向けは不振であったものの、アジアおよび欧州向けの伸びにより、全体としては増加しました。海外市場につきましては、米国では、新車販売が低迷しているなか、日本車は堅調に推移しました。欧州では、欧州車の苦戦が続くなか日本車はシェアを拡大し、全体的には好調に推移しました。アジアにおいても、昨年から引き続き伸長しており、中国では伸び率は鈍化しているものの、成長が続きました。
このような情勢のもとで、当社は、お客様にご満足いただける魅力ある新技術・新商品の開発、品質の向上、販売体制の充実等に努めてまいりました。その結果、当上半期は、連結売上高は1,126億円(前年同期比13.8%増)、経常利益48億3千万円(前年同期比45.5%増)、当期純利益28億8千万円(前年同期比62.7%増)となりました。
当上半期におきましては、本年度のスローガンである「開拓と改革」の視点で積極的に活動を進めてまいりました。
まず、「モノづくり」の基本となる技術開発において、当社のヒット商品であるAVNに続くような新しい商品やそのような商品を産む当社のコアコンピテンシーとなる技術を育てるために、先行研究・先行開発の投資に注力してまいりました。
また、さらなるグローバルビジネスの拡大に向け、世界各地で展示会を開催し、積極的に当社技術力のアピールとお客様への提案活動を進めました。
改革としては、7月に「Σ0=0(シグマ・ゼロ)運動」を開始いたしました。同運動は、不良品発生の未然防止に対し本格的に取組むもので、富士通テングループの一人ひとりが不良"0”を達成することで、全体での不良を"0”にすることを目標とする運動であります。
【インフォテインメント機器】
インフォテインメント機器につきましては、昨年度に引き続き「AVN」(ナビゲーション内蔵AVシステム)一体機の売上が好調であったこと、ならびにトヨタ自動車株式会社の輸出車両向け機器の売上が伸長したことにより、連結売上高は887億円(前年同期比12.8%増)を計上することができました。
<オーディオ・ナビゲーション機器>
まず、新技術としては、4月に世界初、最新サラウンド技術、車載用「SRS Circle Surround U(*)」(車載用CSU)を搭載したカーAVシステムの開発を発表いたしました。この技術は、4スピーカで5.1ch相当の臨場感あるサラウンドを実現するものであります。また、5月には世界初、車載用TVアンテナとGPSアンテナをフィルム型に統合した「TV/GPS一体型フィルムアンテナ」の開発を発表しました。
ライン向けとしては、トヨタ自動車株式会社に軽量標準スピーカを納入し、7月には、同社の原価優秀賞を受賞いたしました。また、TOYOTA MOTOR THAILAND CO.,LTD.およびPT.TOYOTA MOTOR MANUFACTURING INDONESIA向けにはラジカセ一体機を納入いたしました。さらに、TOYOTA MOTOR THAILAND CO.,LTD.にトヨタライン向け初の車載用CSU機能搭載、ASEAN向けトヨタライン初のDVD再生機能およびMP3再生機能搭載のDVD対応ワイドマルチAVステーションを納入いたしました。
また、ダイハツ工業株式会社には、インテリアの高級志向の高まりに応じるようクラスタとの面一設計および塗装合わせをしたインテグレートCD/MD/チューナを納入いたしました。
さらに、ISUZU MOTORS CO., (THAILAND) LTD.には、ラジカセ一体機を納入したほか、DELPHI ELECTRONICS AND SAFETYにはCD6枚チェンジャを納入いたしました。
オプション純正品としては、トヨタ自動車株式会社に同社初のFM多重放送を使って最新CDのタイトルを受信できるFM de TITLE機能、車載用CSU機能搭載の「HDDナビゲーション ツインHDDモデル」および新規受注品として「7型後席ディスプレイ」を、また、ダイハツ工業株式会社には同社向け初のHDDナビ「ワイド7インチHDDナビ/DVDビデオ/TV/CD」および新規受注品「後席ディスプレイ(7型)」を納入いたしました。株式会社ホンダアクセス向けには、同社初の7型ワイドモニター、車載用CSU機能搭載の「デュアルサイズ HDDナビコンポ」を、また同社向け初のETCを内蔵した「デュアルサイズDVDナビコンポ」および「リヤ席モニター(7型)」を新規受注品として納入いたしました。さらに、マツダ株式会社には「HDDナビセンターシステム」を、三菱自動車工業株式会社には「7型AV一体型HDDナビゲーション」を両社のHDDナビとしては初めて納入いたしました。
国内市販向けとしては、7月にECLIPSE2004年夏モデルとして、ナビ5機種を発売いたしました。このうち、「AVN8804HD」には、市販業界初の「FM de TITLE」機能および5.1chサラウンドデコーダを内蔵、AVN2204Dを除く3機種には車載用CSU機能を搭載しております。また全機種に世界初GPS/TV一体型フィルムアンテナを採用、さらに、リアモニター、バックアイカメラ等の周辺機器も充実させております。また同月、「原音忠実再生」を追求したカーオーディオ「E5504CMT」およびスピーカを発売いたしました。
ECLIPSE TDの新シリーズとしては、5月にAVレシーバーを含めた5.1chAVシステム「307PM-1」を発売いたしました。
海外市販向けにおいては、8月に、中国市販向けに「AVN5533」を市場投入いたしました。
<移動通信機器>
昨年8月に発売し、12月に本格的に運用を開始された業界初のタクシー専用デジタル無線システム(400MHz帯)は、その後も首都圏をはじめ順調に受注を獲得し、累計23社から受注し、18社に納入しております。8月には、株式会社国際興業神戸より受注し、近畿地方で初めて受注することができました。
【自動車用電子機器】
自動車用電子機器につきましては、トヨタ自動車株式会社向けの売上が順調に推移したため、連結売上高は239億円(前年同期比18.0%増)となりました。
当上半期におきましては、トヨタ自動車株式会社向けとして、新型クラウンマジェスタ用にライン向け初の24GHz侵入センサーを納入いたしました。また、新型ポルテ他用としてエンジン制御(EFI)ECUを納入しました。さらに、TOYOTA MOTOR THAILAND CO., LTD.向けとして、セキュリティECUをTokai Rika (Thailand) Co.,Ltd.に納入いたしました。また、10月からは天津富士通天電子有限公司において初めてのECUの生産となる天津一汽トヨタ自動車株式会社向けエアバッグECUの現地生産を開始いたしました。
このほか、マレーシアのダイハツ工業株式会社の現地合弁会社向けに、エンジン制御(EFI)ECUを納入いたしました。
なお、昨年5月から生産開始しましたミリ波レーダにつきましては、9月に累計生産が1万台を突破しました。
(*)SRS Circle Surround U,SRSはSRS Labs, Inc.の商標です。
ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがあります。
あらかじめご了承ください。