【NEWS RELEASE】
2002(平成14)年5月20日

 

鉛フリーはんだを使用した製品を市販カーAV市場に投入
-2005年度末までに全新製品を鉛フリー化-


 


 富士通テン(株)(本社:神戸市 社長:槌本 隆光 資本金:53億円)は、プリント基板のはんだ付けに鉛フリーはんだを使用したカーAV製品を、7月1日に発売する市販ECLIPSE(イクリプス)ブランドの新製品で市場投入いたします。
  今後は、はんだの鉛フリー化に加え鉛の使用されていない部品の採用を進め、2005年度末までに全新製品を鉛フリーにする計画です。

 当社では、地球環境保全活動を経営の重要課題と位置づけ積極的な取り組みを行っていますが、特に製品の環境配慮については、1995年に製品環境アセスメントの仕組みを構築し、これまでにアスベスト、シアン、特定臭素系難燃剤等有害物質の製品からの排除や、製造工程におけるオゾン層破壊物質全廃等を実現してきました。
 鉛フリーはんだについても1995年より開発に取り組み、車載という厳しい環境の中での信頼性を確保すべく材料開発、工法開発を進め、DVDナビゲーション内蔵AV一体機ECLIPSE「AVN3302D」のメイン基板に、今回初めて鉛フリーはんだを使用しました。
 今後2003年度末までに富士通テングループで製造する市販新製品のプリント基板は全て鉛フリーはんだを使用したものに切り替えます。その後OEM製品についても鉛フリーはんだの使用を順次拡大するとともに鉛の使用されていない部品の採用を進め、2005年度末には当社新製品全てを鉛フリーにする計画です。

 なお、7月に発売するECLIPSE新製品には、鉛フリーはんだを使用した「AVN3302D」の他、従来品比40%以上の軽量化を達成したDVDナビゲーション内蔵AV一体機「AVN8802D」、「AVN7702D」、「AVN5502D」の3機種、計4機種のグリーン製品(*)を投入いたします。
これら商品のカタログやパッケージ等には、グリーン製品のシンボルマーク(通称グリーンマーク)とこの製品の環境特性を組み合わせた「環境ラベル」を表示して、グリーン購入の促進を図ります。
 



(*)グリーン製品
   当社製品環境アセスメントの結果が適合基準を満たし、特に省資源・省電力・有害物質排除等で顕著な改善を実現した製品。

   当社製品環境アセスメントとは、設計段階で製品の製造、使用、廃棄の各段階における省エネ、省資源、有害物排除などへの対応度を、20項目にわたって従来品比較改善率と
   有害物質排除技術の成果レベルで点数評価するものです。
 



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