富士通テン社内にあるスタジオf(フォルテ)でレコーディングされたCDを紹介しています。
リリース日/
2009年4月
阪井楊子
Vocal/阪井楊子、Piano/大野綾子、Bass/衛藤修治、Drums/塩入基弘、Saxophne/古谷充
阪井楊子(Vo)は、A・SAX奏者の古谷充氏にJAZZボーカルを師事。 京都、大阪、神戸を中心にライブ活動をする若手中堅の実力派シンガーです。2006年、神戸ジャズボーカルクイーンコンテストで準グランプリを受賞後は益々頭角を現し活動エリアを広げています。CDの参加ミュージシャンは日頃ライブ活動を共にする気心が知れた仲間で、阪井の歌を上手く盛り立てている。阪井の日本人離れした声量と声のトーンはJAZZにうるさいマニアにも安心して聞くことが出来る秀作です。スペシャルゲストに師匠である古谷充が3曲A・SAXで参加している。これらの曲は流石ベテランのサウンドであり阪井の歌がいっそう大人っぽく聞かせているので聞き逃せない。又このCDを聞いたリスナーはすぐに阪井のライブに行きたくなるのでは?
リリース日/
2009年5月
石川武司
Pf/石川武司、B/井出厚、Dr/高野正明、Dr/淺川ジュン、EB/喜多健博
ゲストボーカル:ロアナ・シーフラ、Tsugume、宮田アキナ、吉野ミナコ、キコ
このCDは、人気ピアニスト石川武司の2ndアルバムです。1stCD同様に、アコースティック・トリオとエレキベースが入ったトリオの2バンドの構成です。 ゲストボーカルは、1stCDに参加した「ロアナ・シーフラ」と「Tsugume:森田葉月改め」に、宮田アキナ、吉野ミナコ、キコの若手3人が加わりボーカリスト5名が一曲づつ披露しています。このアルバムも石川はスタンダードJAZZに拘ること無く自分のピアノスタイルを表現した秀作です。 7曲目の『Imagine』はアコースティックピアノとエレキベースのハーモニーがリスナーの耳に心地よく流れていく。13曲目の石川のピアノソロ『Hope』もお勧めの一曲です。
リリース日/
2009年6月
李浩麗
Vocal/李浩麗、Piano/生田幸子、Per/池田安友子
このCDは、李浩麗が全く音楽ジャンルの違うピアニストの生田幸子と出会いパーカッション池田安友子を加えた trio Dingの1stアルバムです。今アルバムを聞いて誰もが感じるのは、良い音楽は昔の懐かしい曲も、ジャンルを越えてアレンジすれば新しい曲として楽しむことが出来ます。収録曲は歌謡曲あり童謡唱歌、洋楽、台湾民謡等がフルーツ・キャンディーのように色とりどりに楽しめます。 バックの楽器はピアノとパーカッションとシンプルですが、生田と池田が奏でる心地よいサウンドが、李浩麗のクリスタルヴォイスを引き立てています。どの曲もすばらしいですが、6曲の台湾民謡「月夜愁」は演奏が幻想的で歌は1番を中国語、2番は日本語で楽しめる楽曲です。またラストのタイトル曲「しゃぼん玉」は7分を越えた大作で演奏もスケール感のあるすばらしい楽曲です。
リリース日/
2009年8月
中村尚美
B/中村尚美、Pf/小堀康子、Dr/今井康鼓、PC/大串明子
ゲスト:Vo/ZAZA、Fl/久家菜々子、Tap/中村和泉
このCDは、JAZZベーシスト中村尚美がリーダーでライブ活動しているバンド『Mon chou chou』の1stアルバムです。 アルバム内容は10曲中8曲が中村のオリジナル曲でJAZZスピリッツの中にニュージャンルな音楽を感じます。 全体的なサウンドはラテン系JAZZを思わせますがZAZAが歌う曲はフランス(シャンソン)を感じます。タイトル曲『Toute Ma Vie』には、中村の実妹(和泉)がZAZAのフランス語の歌をバックに、タップを軽やかに踏んでこの曲を臨場感豊かに盛り上げています。まるでフランスの街角で陽気な音楽を聴いているようで非常に気持ちよく聞けます。このCDは喫茶店や家庭のティータイムのBGMに最高です!
リリース日/
2009年10月
NAO
Vo/NAO、Pf/石川武司、B/井出厚、Dr/高野正明
■ このCDは、JAZZボーカリストNAOの1stアルバムです。NAOはロアナ・シーフラにJAZZボーカルを師事し大阪を拠点に活動しています。バックの演奏は、当社スタジオFでおなじみの石川武司トリオがサポートしています。石川武司はNAOの師匠であるロアナ・シーフラのアルバムもアレンジとピアノ伴奏で参加しているので、このCDでもNAOとのコンビネーションもバッチリです。一曲目のMoondanceはベースとのDUOで軽快に始まり途中でピアノとドラムが絡んでくるアップテンポな曲です。その他はスタンダードありラテン系ありとJAZZマニア以外のリスナーにも聞きやすい選曲がされています。3曲目のIm in Loveのエンディングでロアナがバッキングコーラスで参加しています。また8曲目のLove Has No Pride(トリオ伴奏)はボーナストラックにピアノとのDUOバージョンも収録されているが、NAOの歌声と石川のピアノサウンドが、すばらしいハーモニーを奏でているので是非聞き比べてください。